神戸市立医療センター整形外科専門研修プログラム

挨拶: 神戸市立医療センター中央市民病院整形外科部長 安田 義

神戸市立医療センター整形外科専門研修プログラムの理念と使命

 神戸市立医療センター中央市民病院、神戸市立医療センター西市民病院、神戸市立西神戸医療 センターで構成される地方独立行政法人神戸市民病院機構は、神戸市の基幹病院群として市民の 生命と健康を守るため、患者中心の質の高い医療を安全に提供することを基本理念としています。 これら3病院のうち、神戸市立医療センター中央市民病院は主要基幹病院としての機能を果たすた めに高度・先進医療に取り組むとともに、24時間体制で救急医療を実践しています。「神戸市立 医療センター整形外科専門研修プログラム」では神戸市立医療センター中央市民病院が基幹施設 となり、他の2病院が連携施設となります。これら3病院に加えて、独立行政法人国立病院機構姫 路医療センター、兵庫県立尼崎総合医療センター、公立豊岡病院組合立豊岡病院、社会医療法人 神鋼記念会神鋼記念病院、公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院、関西電力病院、大阪府 済生会野江病院、京都大学が連携施設として本プログラムに参加します。整形外科専門医には、 国民の皆様に質の高い運動器医療を提供することが求められています。このため整形外科専門医 制度は、医師として必要な臨床能力および運動器疾患全般に関して、基本的・応用的・実践能力 を備えた医師を育成し、国民の運動器の健全な発育と健康維持に貢献することを理念とします。 「神戸市立医療センター整形外科専門研修プログラム」を通じて、自ら学び、多元的な課題の解 決に挑戦し、周囲と調和して医療、医学の発展に貢献できるプロフェッショナルな整形外科専門 医の育成を行います。 
 整形外科専門医は、全ての運動器に関する科学的知識と高い社会的倫理観を備え、進歩する医学の新しい知識と技術の修得に日々邁進し、運動器に関わる疾患の病態を正しく把握し、高い診療実践能力を有する医師でなければなりません。整形外科専門医は、生活習慣や災害、スポーツ 活動によって発生する運動器疾患と障害の発生予防と診療に関する能力を備え、社会が求める最新の医療を提供し、国民の運動器の健全な発育と健康維持に貢献する使命があります。 整形外科専門医には、運動器疾患全般に関して、早期診断、保存的および手術的治療ならびにリハビリテ ーション治療などを実行できる能力を備え、運動器疾患に関する良質かつ安全で心のこもった医療を提供する使命があります。

2020 4月9日撮影

神戸市立医療センター中央市民病院の歴史

 1924年3月中央市民病院の前身である市立神戸診療所が長田区三番町に開設され、1953年10月生田区加納町に本院を新築移転しました。1957年6月に笠井実人先生が赴任されて、神戸市立中央市民病院に整形外科が開設されることとなりました。続いて田村清先生が部長を引き継がれて、1981年3月に中央区港島中町に新築移転しました。1995年阪神淡路大震災の3年後には笠井隆一先生が部長に就任され、2009年4月地方独立行政法人神戸市民病院機構へ移行するとともに川那辺圭一先生が部長に就任されました。2011年7月中央区港島南町にある現在の病院に新築移転し、2013年4月から私が部長を引き継いでいます。 当院が「1年365日、24時間、断らない救急医療」をモットーとして掲げていることから、24時間緊急手術に対応すべく当直、バックアップ体制を整えています。またスタッフが各々のsubspecialtyに応じた診療を担当し、骨軟部原発悪性腫瘍以外の症例はほぼ診療可能な体制を整えています。2019年の手術症例は1819件でした。神戸医療圏域における高度急性期病院として、今後益々病診・病病連携を進めていくことが必要となります。当院に先端医療センターが統合されることを契機に、救急医療、急性期医療に加えて、質の高い臨床研究を含めた高度先進医療を提供することが要求されてきます。また神戸市立医療センター中央市民病院整形外科が発展していくためには、専門医育成も大切な任務です。当科におけるこれまでの専門医育成の優れた点、すなわち他院では経験できない急性期・慢性期症例を数多く経験できる利点を維持しながら、2018年から新しい専門研修プログラムを開始しました。当院が専門研修プログラムの基幹病院となり、連携施設には地方独立行政法人神戸市民病院機構を構成する神戸市立医療センター西市民病院、西神戸医療センターに加えて、兵庫県下の神鋼記念病院、尼崎総合医療センター、姫路医療センター、公立豊岡病院が含まれています。また2019年から北野病院、関西電力病院、済生会野江病院が連携施設に加わりました。 
 私もその一人ですが、当院の専門研修プログラムを修了した整形外科専門医がOBの先生方の御指導の下でさらに臨床経験を蓄積した後に、再び当院で勤務してsubspecialtyを発揮して頂ける好循環が生まれることが理想であると考えています。整形外科を志望する初期研修医の先生が当院の専門研修プログラムを興味を持っていただければ何よりです。よろしくお願い致します。

雑誌 nature 2014年
Kobe biomedical innovation cluster として紹介されました

神戸市立医療センター中央市民病院の基本理念

■理念
神戸市の基幹病院として市民の生命と健康を守るため、患者中心の質な高い医療を安全に提供する。

■基本方針
1.患者の生命の尊厳と人権を尊重する
2.充分な説明に基づき、満足と信頼が得られる医療を安全に提供する
3.基幹病院としての機能を果たすため高度・先進医療に取り組む
4.24時間体制での救急医療を実践する
5.医療水準の向上を目指し、職員の研修・教育・研究の充実を図る
6.地域の医療・保健・福祉機関との相互連携をすすめる

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神戸市立医療センター中央市民病院
〒650-0047
神戸市中央区港島南町2-1-1
(平日 9:00〜17:30)
担当部門
担当者 塩貝 智彦
電話 (078)302-4321
Email:  kyoikubu@kcho.jp
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